HIROTSUバイオサイエンスと雙日が資本業務提攜
ー がん一次スクリーニング検査「N-NOSE?」の海外展開を目指す ー
2022年3月11日
株式會社HIROTSUバイオサイエンス
雙日株式會社
株式會社HIROTSUバイオサイエンス(代表者:広津 崇亮、以下「HIROTSUバイオサイエンス」)と雙日株式會社(代表者:藤本 昌義、以下「雙日」)は、がんの一次スクリーニング検査「N-NOSE(エヌノーズ)」を相互協力のもと海外で事業展開するため、資本業務提攜契約を締結し、雙日がHIROTSUバイオサイエンスに出資しました。
日本において、がんは1981年以降、30年以上ものあいだ死因の一位であり続けています。最新のがん統計の將來推計では、今後10年先もがんにより亡くなる方は増加の一途を辿ることが予想されており(※1)、対策としてはより早期にがんを発見し、早期治療に繋げていくことが必要不可欠です。
HIROTSUバイオサイエンスはがん早期発見のためのスクリーニング検査「N-NOSE」を日本國內で2020年に実用化しました?!窷-NOSE」は、嗅覚に優れた線蟲ががんの匂いを高精度に検知することを利用したもので、たった1滴の尿で検査が可能です。 生物の能力を活用したこの新しい検査は、 簡単で痛みがなく、早期がんにも反応することが確認されています?,F時點でN-NOSEの受検者數は約15萬人を超え、今後より多くの方に活用されることを目指して國內で普及活動に勵むとともに、海外展開の準備も進めています。
世界保健機関(WHO)の外部研究組織である國際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer: IARC)によると、今後世界的にもがん患者は増えると予想されており(※2)、HIROTSUバイオサイエンスはN-NOSEの海外展開を、強いグローバルネットワークを持つ雙日とともに行うことにいたしました。

雙日は、2017年4月にヘルスケア分野における社內での取り組みを集約し、専門部隊を新設することで同分野での取り組み體制を強化しており、病院PPP(※3)事業?クリニックチェーン事業などをトルコ、アジア?大洋州地域を中心に展開しています。
HIROTSUバイオサイエンスと雙日は、それぞれが保有する技術やネットワーク等、アセットを活かすことで両社の可能性を広げ、健康で豊かな社會の実現に貢獻してまいります。
*1 國立研究開発法人國立がん研究センターHP
「4.將來推計 全國がん罹患數?死亡數?有病數の將來推計データ(2015~2039年)」
*2 國際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer)HP
「CANCER TOMORROW」
*3 PPP : Public Private Partnership(官民連攜事業)
【參考】線蟲がん検査N-NOSE(エヌノーズ)とは
嗅覚に非常に優れた線蟲という生物が、人の尿中に含まれるがん特有の匂いを高精度に検知することを利用した検査です。 生物の能力を活用したこの新しい検査は簡単で痛みがなく、以下6つの特長を有しています。
① 簡便:健康診斷と同じく、わずかな尿で検査可能
② 安価:線蟲の飼育コストが安いため、検査料金を安価に提供可能
③ 高精度:感度は86.3%(※4)
④ 早期発見:早期がん(ステージ0、1)にも反応
⑤ 非侵襲:尿で検査できるので、痛みなどの苦痛を伴わない
⑥ 全身(※5)網羅的:一度の検査で全身(※2)のがんリスクを調べることが可能
※4 日本がん予防學會(2019年6月)、日本人間ドック學會(2019年7月)、日本がん検診?診斷學會(2019年8月)発表データより
※5 線蟲が反応することが分かっているがん種:胃、大腸、肺、乳、膵臓、肝臓、前立腺、子宮、食道、膽嚢、膽管、腎、膀胱、卵巣、口腔?咽頭(15種類)
雙日について
會社名 | 雙日株式會社 |
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所在地 | 東京都千代田區內幸町2-1-1 |
代表者名 | 代表取締役社長 藤本 昌義 |
設立年月 | 2003年4月 |
主な事業內容 | 総合商社 |
URL | 雙日株式會社ウェブサイト |
HIROTSUバイオサイエンスについて
會社名 | 株式會社HIROTSUバイオサイエンス |
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所在地 | 東京都千代田區紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート |
代表者名 | 代表取締役 広津 崇亮 |
設立年月 | 2016年8月 |
主な事業內容 | 線蟲および線蟲嗅覚センサーを利用したがん検査の研究?開発?販売 |
URL | https://hbio.jp |